エレベーターの良い思いつき!

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いちいち書類を持って社内を走り回る必要はない。
これらのネットワークを相互につないでいけばさらに便利になる。
インターネットは、これらのネットワークを相互に接続したものと考えてよい。
どこかIヵ所にあるホストコンピュータに接続するのではなく、ネットワーク同士がつながっていく、水平的ネットワークが、インターネットだ。
これらのネットワークをつないでいくためには、どういう手順でつなぐか、どういう形でデータを送るかの約束事が必要だ。
その約束事を「プロトコル」と称している。
そして、インターネットで使われるプロトコルは、TCP/IPというもの。
このプロトコルの仕様が公開されており、誰でも自由にこれを使うことができる。
このTCP/IPの公開がインターネットが急激に普及していった理由の一つだ。
このプロトコルは、もともと米国で軍事目的で開発された。
一ヵ所のコンピュータに情報を集中させると、そのコンピュータが爆撃でもされたら、すべての機能が止まってしま。
これを防ぐために、いくつかのコンピュータに情報を分散することが考えられた。
そして分散したコンピュータを通信回線を使って接続するために開発されたプロトコルがTCP/IPなのだ。
軍事目的から出発したインターネットだが、学術研究へ、そしてビジネスへと利用範囲が拡大されてきた。
その結果、世界で五〇〇〇万人もの人々が利用するといわれるほどの大規模なネットワークとなった。
このインターネットは、世界最大のネットワークと形容されることが多い。
このような表現からは、どこかに中心となるホストーコンピュータがある単一のネットワークを想像してしまう。
しかし、実際は、これまで述べたようにいくつものネットワークが相互に接続した結果、巨大なネットワークになったものなのである。
アメーバのように繁殖したのがインターネットなのだ。
誰かがネットワークの全体像を設計してインターネットをつくったわけではないところが興味深い。
そして、インターネットを構成する個々のネットワークは、小さいものから大きなものまでその規模はさまざまだが、それぞれのネットワークは、上下・主従の関係ではなく平等に接続されている。
したがって、「運営事務局」が全体を管理しているわけではないのだ。
それでいて、ネットワークとして機能している。
これがインターネットの魅力でもあり、なかなかその仕組みが理解できない理由の一つでもある。
このように相互にネットワークとネットワークが接続された上を情報が伝わっていく。
この伝えるべき情報は、文字でも、静止画像でも、動画像でも、音でもかまわない。
要は、コンピュータで処理できるデジタル信号でありさえすればよい。
このように情報の形を選ばないから、インターネットは、電話としても、テレビとしても、FAXとしても使えるのだ。
インターネットで何かできるのか?電子メールからモザイクまで使い方と機能のすべてインターネットには、さまざまな機能がある。
まず、電子メール。
電子の郵便で、しかも宛先の本人しか開封できない親展の手紙だ。
電話と違って相手の手を止めさせることなく連絡がとれる。
しかも、相手がどこにいようと、インターネットに接続してくれさえすれば、連絡がつく。
インターネットの電子メールは、多くのパソコン通信ネットからも使うことができる。
もしあなたが、大手パソコン通信ネットの会員ならば、すぐにでもインターネットの電子メールを利用することができるのだ。
次に、エフテイピイ(FTP)という機能がある。
これはインターネットに接続された遠くのコンピュータからプログラムやデータを自分のコンピュータに移動させる機能だ。
遠くのコンピュータに接続する権限がないとこの機能は使えないのが原則だが、アノニマス・エフティピイ(anonymousFTP)といって、さまざまなプログラムやデータを誰でも取り出せるようにしているコンピュータもある。
また、どのようなプログラムやデータがあるか検索できるアーチー(arch・le)という機能も用意されている。
この機能についても、いくつかのパソコン通信ネットから使うことができる。
遠く離れた場所にあるコンピュータやネットワークを自由に使うのがテレネット。
いわば、コンピュータの″リモコン″である。
自宅からオフィスのコンピュータに接続して、やり残した仕事をすることも可能だ。
多くのパソコン通信ネットがテレネットのサービスを提供しているから、もし自社のネットワークがインターネットに接続していて外部からの接続を許しているならば、外出先からパソコン通信経由で自社のコンピュータを利用することも可能だ。
このほかにネットニュースというものがある。
これは、さまざまな分野ごとのテーマについて意見や情報の交換をしている。
このテーマや分野ごとのまとまりを「ニュースグループ」と称する。
あらゆる分野の「ニュースグループ」があり、この一覧表が分厚い本になって出版されている。
これを一覧するだけでも、インターネットを利用する人々の多様性が推測できる。
そして、現在、最も注目されているのが、ダブルーダブルーダブルまたはスリーダブルこの機能は、散在する情報を関連づけて集めるというありかたいもの。
そしてこれを表示するコンピューターソフトウェアがモザイク(Mosa・Ic)だ。
モザイクについては、第情報を紹介する。
ダブルーダブルーダブルで提供される情報がモザイクで表示できるようになってから、インターネットが飛躍的に普及した。
というのも、キーボードから文字を入力しなくても、ほとんどマウスの操作だけで簡単に世界の情報にアクセスでき、しかもそれらの情報が、文字だけではなく、鮮明な画像などと共に表示されるのだから、興味をひかないわけがない。
モザイクを使って、世界各地のコンピュータを次々に見てまわるネットサーファーが急増したというのもうなずける。
インターネットで利用できる主な機能を紹介したが、これはあくまでもその一部。
この他にもさまざまな機能とその使い方がある。
また、次々に新たな機能が開発され提供される。
新たな機能やソフトウェアが登場することで、かつてモザイクが登場したときのような、急激な変化がもたらされるだろう。
モノ社会からヒト社会に変わる“逆転社会”と。
先祖返りの時代”をもたらすこの項目の筆者は、K大学社会情報学部で、情報社1論を講義しているが、その教科書『情報社会論』(砂書房、一九九四年刊)のなかで述べている社会、つまり情報社会が、このインターネットによってひとつずつ実現されている。
インターネットがっくり出す社会は、これまでの農・工業社会と異なる、まさに情報社会である。
米国の社会学者、A・トフラー氏がいうところの「第三の波」、情報社会は、インターネットにより引き起こされている。
つまり弥生時代から始まる農業社会は、「食」を満たし、人間の生存本能を可能とする社会であった。
次に十八世紀、英国からスタートした産業革命によって招来された工業社会、は、「衣と住」つまり種族の維持本能を可能とする社会といえよう。
人類の歴史は、これまでに「衣食住」を満たしてきたのだが、人間はそれだけでは満足できない。
衣食住を満足させたあと、精神の充足をはかりたい欲望が起きてきた。
「衣食足りて礼節を知る」である。
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